2012年 12月 05日
大どんでん返し! うちの水槽はカリウム過多だった?
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私は毎朝源氏山という鎌倉にある山までウォーキングをしています。
源氏山には沢山の猫がいて、時々こうして撮影しています。

この 3匹は親子。一番手前の体がやや小さいのが母親だ。
この 3匹は全く人馴れしてなく、近づくと逃げてしまう。スキのない顔しているでしょう?

だからこれが限界。
本当はピンと立った尾っぽをすべて写しこみたかった。そういった意味で、写真としてはイマイチですね。

さて、今回は 「絶対にコケを出さない管理法」 の続編的な話です。
いや、続編のつもりが、じつはこちらが本編になってしまった。

長いよ・・・。




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絶対にコケを出さない管理法 でお話したとおり、どうやらうちの水槽には窒素・リン酸系の肥料はほとんど必要ないのではないか・・・と考え始めた私・・・。

実際このクリスタルキューブの「三つ石(みついわ)の魂、百までも」のガラス面には 1週間も経たないうちに緑藻が生えるし、ショート・ヘアーグラスの水上葉には結構黒髭ゴケが付着してしまったのだから、窒素・リン酸過多の側面があるのは事実だろう。

しかしそれだけだろうか?だって窒素過多でコケが発生するのは分かるが、窒素過多で水草がうまく育たない(委縮する)という話は一度も聞いたことがない。
ところが実際この水槽の有茎草たち、どうも元気がないのだ・・・。

そんな私が、Nature Gardenさんのアマチュア時代のブログを何気なく見ていた。
するとこんなことが書いてあるのを発見した。

     窒素欠乏   → 萎縮することはないが、葉が小さくなり下部の葉が黄化する
     カリウム欠乏 → 新芽が真っ白になる白化現象を引き起こす
     カリウム過多 → 新芽が濃緑色を呈し萎縮して、生長が止まる


これはラージパールグラスに関して書いているものだが、参考にはなると思う。

まず窒素欠乏は考えなくていいだろう。ガラス面にあれだけ緑藻が付着するのだから。
次の「カリウム欠乏」の「新芽が真っ白になる白化現象」も違うな。そんな症状はない。

一方「カリウム過多」は新芽が濃緑色を呈し萎縮して、生長が止まるだと?
まさにソイル水槽で育っている個体ってそれじゃないの!?


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こちらはソイルを使っているクリスタルキューブ「三つ石(みついわ)の魂、百までも」のロタラ sp. ベトナムレッド。

状態がイマイチだったんで肥料不足を疑い、根本にカミハタ・スティックを追肥した。それも二度も。
しかし一向に改善される様子が見られなかった。むしろご覧のように悪くなってしまった。最早枯死寸前といった趣(おもむき)だ。

これってまさに逆だったのではないか!
肥料不足どころかカリウム過多だったのではないか!

Nature Gardenさんのアマチュア時代のブログで、今度はこんな文章を見つけてしまった。

現在の戦闘部隊は

1、テトライニシャルスティック・・・カリウムの補給はこれで決まり。ただし使用量は規定量では多すぎで、60cmの場合は 3~5本十分。これ以上施すとカリウム過多の症状が出る場合が多い。

(しかし)GHが高い地域の場合はイニシャルスティック 3本では足りません。それはカリウムがカルシウムと拮抗関係にあり、カルシウムが多いほどカリウムも多く添加しないといけないからです。
ちなみにテトラの栄養素は GH が 20 とか極端に高いヨーロッパで開発されたもので、規定量もそういった水質が基準になっています。それをそのまま低GH の日本で使うとカリウム過多(カルシウム欠乏)で水草がイジケてしまいます。

つまり GH が低い(1~2)場合はカリウムの必要性が低く、水換えだけでもカリウムに関しては事足りる場合もあり得るというわけです。

まあ 60cm水槽でイニシャルスティック 3~5本っていうのはあまりにも極端な言い方だとしても、「テトラの栄養素は GH が 20 とか極端に高いヨーロッパで開発されたもの」というところには注目したい。
だから、「それをそのまま低GH の日本で使うとカリウム過多で水草がイジケてしまいます」としてあることにも!

もっとも以上の考えは、Nature Gardenさんがアクアリウムを始めて間もないアマチュア時代の考えであり、現在は考え方を大きく改めているとのことで、決してカリウム不足と白化が直結しているわけでもないし、ヨーロッパの GH の件も妄想の域を脱しないということだ。

しかしこの記述が私にとっては大いに参考になったのもまた事実だ。

うちの水道水の GH は 3~4 ぐらいだ。比較的低い。ましてソイルを使った場合、それが 1.5~2 ぐらいに落ちる。
だからイニシャルスティックの規定量の「 60cm水槽で 60g」っていうのはやはり多過ぎる量であるのかもしれない。
ましてや最初からカリウムが含まれている栄養系ソイルに追加したのではたまらない・・・。

う~ん。どうやら、クリスタルキューブの「三つ石(みついわ)の魂、百までも」の失敗は、カリウム過多によるものと考えて間違いないなさそうだ!

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一方大磯砂水槽のような比較的硬度の高い水槽の場合は別だ。ちゃんとイニシャルスティックを使わないとカリウム不足に陥る。

逆の言い方をすれば、 だから大磯砂水槽は今までカリウム過多に陥らなかった のだ。
大磯砂水槽ではカリウム過多によるブレーキがかからなかったからこそ、 水草も大きく育った のだ!

なるほど!

低硬度のソイル水槽の場合、「 60cm水槽で 60g」というイニシャルスティックの量は多過ぎる危険性がある。
まして私は、最初からカリウムが添加されているカスタムソイルに、更にイニシャルスティックを追肥していたのだから、これでカリウム過多に陥らない方がおかしい・・・。

私だってカリウム過多の弊害について、全く知らなかったわけでもない。しかし私はつい最近まで大磯砂しか使ったことがなかった人間だ。だから実感としてそれを感じたことがなかった。

そして、ここ数年使い続けていたソイルであるカスタムソイルのことを、それこそつい最近まで、吸着系のソイルで、肥料分はほぼゼロだと勘違いしていた。
だからこそ、セット時にイニシャルスティックを基本的に規定量入れてしまっていた・・・。

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今から思うと、この一見成功した「中央に流木のある風景」のときも、ポゴステモン・デカネンシスは大きく育たなかったっけ。
そしてロタラ sp. カンボジア産もとうとう最後まで綺麗な姿を見せてくれなかった。

この水景のときにも軽くカリウム過多の状態になっていた可能性があるぞ・・・。

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ただ水草の状態がよくないとき、どうしても「肥料不足」を疑いますよねえ、普通。
だから、最近全く登場しなくなってしまったこの LEGLASS coco 180h も、水草の調子がよくないとき、「追肥に次ぐ追肥」をしてしまった。
で、崩壊した・・・。

う~ん、何となく見えてきたような気がする・・・。

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そんな反省から、こちらのプラチナソイルを使った水槽には、プラチナソイルが完全吸着系のソイルで肥料分は全く入ってないのにもかかわらず、カリウム系の肥料であるイニシャルスティックを規定量の 2/3 の 40g しか入れてない。

これが吉と出るか凶と出るか、私は今とても注目しているのです。

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by KamakuraAQUA | 2012-12-05 17:47 | アクア考


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