2012年 11月 29日
絶対にコケを出さない管理法 前編
私はエキサイト・ブログでブログをやっているのだけれども、そのエキサイト・ブログには「記事別アクセス」というのを表示させる機能がある。それを見てみたら、ちょっと意外な結果が出た。

       1位 33.17% 85%の感動と 15%の失望(すみだ水族館 ネイチャーアクアリム) 後編
       2位 11.30% 85%の感動と 15%の失望(すみだ水族館 ネイチャーアクアリム) 前編
       3位 09.62% うちの水槽の最強スネール・イーターはこいつだ!
       4位 07.21% プラチナソイル水槽の憂鬱(白濁について)
       5位 07.21% 夜間のエアレーションについて
       6位 07.21% セットから1ヵ月半経った大磯砂水槽
       7位 06.73% プラチナソイル水槽の華麗なる 1週間


1位、2位は最新の記事だからいいとして、3位は「うちの水槽の最強スネール・イーターはこいつだ!」なんですねえ。これって 2011年3月5日の記事です。
5位の「夜間のエアレーションについて」だって 2011年5月26日の記事です。
案外古い内容にアクセスされているんですねえ・・・。

さて、「秋(冬?)の夜長」にふさわしく、また大仰なタイトルで迫ってみましたよ。時々私はこういう病気が出ます(笑)。

ちなみに書いてある内容は、ごく当たり前のことで、特に目新しいことは何も書いてありません。ただ私にとって大発見だっただけです。
それと私は 100% 文系人間なので、用語の使い方が正しくないかもしれません。まあどうか寛大な気持ちでてきとーに付き合ってください。

ではごゆっくりどうぞ・・・。




何といっても水草水槽をやっていて、一番アクアリストが忌み嫌うもの・・・それがコケであることは間違いない。

コケにもいろいろな種類があるが、藍藻(らんそう)や黒髭ゴケはちょっと置いておいて、ここでは一番代表的なコケである緑藻(りょくそう)に絞ってみよう(アオミドロも含めてもいいです)。

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緑藻とは、水草やガラス面に付着する、こんな感じの緑色をした糸状のコケです(これはちょっとアオミドロっぽいけれども)。

植物が生長するときに必要な肥料の三大要素って覚えてますか?「窒素(ちっそ)、リン酸、カリ(カリウム)」ですね。小学生か中学生の頃に習ったはずです。

で、俗に、黒髭はリン酸が過剰になった場合に発生し、緑藻は窒素が過剰になった場合に発生すると言われている。
ここではこの説を信じましょう。

では何故窒素が過剰になるのか。それは、

       窒素発生装置 > 窒素吸収装置

の場合に過剰になるわけですよね。

「窒素発生装置」は次の 2つしかない。

       魚(→フン)
       (窒素系の)肥料

魚がいればエサを与える。エサを与えればフンが出る。そのフンやエサの食べ残しから窒素分が発生するわけです。
肥料は言うまでもないですね。そりゃあ肥料を入れ過ぎればコケも出るってものです。

一方「窒素吸収装置」は次の 1つしかない。

       水草

まあ「換水」も含めてもいいけれども、水槽内で窒素分を吸収してくれるのは水草だけですからね。

だからとても簡単な話で、

       水草(窒素吸収装置) > 魚類・肥料(窒素発生装置)

ならば絶対にコケ(緑藻)は発生しない(一晩中照明を点けっぱなしにする、なんていうのは論外として)。

そう。アホのようにシンプルかつ簡単な話ですよね。これが全てなのだから・・・。
「こんな話、あらためて書くなよ」と路傍のアクアリストに怒られそうです。

しかし・・・「アホのようにシンプルかつ簡単な話」なのに、こんなことは 5年も 10年も昔から分かっていたはずなのに、どうもそれが分かりきっていなかった気がするんですねえ、私の場合・・・。

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これが私にとっての最新作、クリスタルキューブの「三つ石(みついわ)の魂、百までも」。

こうして離れて見ていれば一見いいように見えるかもしれないが、実は換水から 1週間経つと結構ガラス面に緑藻が付着してしまう。
いや、1週間どころか、3~ 4日でもう付着する。水草にも緑藻が付きやすい。だからヤマトヌマエビは多めに入れてある。

拙作 主にガラス面から見る水草水槽のコンディション(暫定版) によれば、これは明らかに「窒素が余剰になったパターン」であることになっている。
で、「魚の数が多過ぎる場合は減らす」ともちゃんと書いてある。「窒素分が含まれている肥料を入れているのならやめる」とも書いてある。

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しかしである。私がこの水槽に入れている魚はボララス・ウロフタルモイデス 10匹だけである(あとオトシンクルスとヤマトヌマエビが入っているけれども、彼らはエサを食べないから)。
ボララスはカージナル・テトラなどよりも体が小さいわけだから、こんな量で窒素が余剰になるわけがない。

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一方肥料の方も、最初に投入したのはイニシャルスティック 10g とカミハタ・スティック 2本分だけである。

イニシャルスティックの方は、30cmキューブ水槽における規定量は 30gなのだから、わずかその 1/3 でしかない。

カミハタ・スティックは更に5mm角のものを 5つほど追肥しているが、こちらもそんなに多い量だろうか?

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しかし現に 3~ 4日でもうガラス面に緑藻が付着してしまうのだから、そんなこと言ったって、やはり多いのだ。
これはちゃんと現実に目を向けなければならないぞ、俺・・・。

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そこで私が疑いの目を向けたのがこのニッソーのカスタムソイル。

私は今までずっとこのソイルのことを、肥料の入ってない吸着性ソイルとばかり思っていたのだが、どうも違うようだ。
あのアマゾニアなどに比べると肥料の含有量は少ないようだが、それでもこいつも立派な肥料系ソイルだった。

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今回 60cmソイル水槽にこのプラチナソイルを使ってみてはっきりと分かった。このプラチナソイルこそが肥料が全く入ってない吸着性ソイルだった。

というわけで、私は今までずっとソイルとしてカスタムソイルを使ってきたのだが、今までずっと過剰に肥料を添加して水槽をスタートさせてきた疑いが出てきた・・・。
だって最初から肥料の含まれているソイルに、更にイニシャルスティックや、時にはカミハタ・スティックを追加していたのだから・・・。

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このクリスタルキューブの水草たちを見ていて、「なんか元気ないなあ」といつも私は思っていた。
特にこの赤系のロタラ sp. ベトナムレッドがいけない。明らかに元気がない。

そこで肥料不足を疑い、根本にカミハタ・スティックを追肥したりしていたのだが、一向に改善される様子が見られなかった。

要するに逆だったんじゃないの、これって?
肥料不足どころか肥料過多だったのでは?
 

(この肥料過多にはカリウム過多も含まれます ← 後日熱く語るかも)

・・・と、こんな単純なことに今頃気づいた私だったのだが、じつはもう一つ、大いに疑っているものがある。

それは「あいつ」だ!

(つづく)

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by KamakuraAQUA | 2012-11-29 17:35 | アクア考


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