2011年 05月 26日
夜間のエアレーションについて
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先日チャームでこれらのものを買った。エアーポンプなど、エアレーションの道具一式だ。
クリスタルキューブ(「鬼の首」)用にと思って買ったのだ。

というわけで今回は、昔からよく議論の的になる夜間のエアレーションについて、長々書いてみたいと思います。




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さて、水草レイアウト水槽といえばアクアデザインアマノ(ADA)の存在は世界的にもとても大きい。
ADAの御大(おんたい)天野尚さんは昔から「絶対に夜間はエアレーションしなくてはいけない」と主張している。

昼間は光合成を行って水草が CO2 を吸収し、酸素を放出する。だから水の中には多くの酸素が溶け込んでいることになる。
よってエアレーションの必要はない。それどころかエアレーションをしてしまうと水草が必要な CO2 が水の中から抜けてしまうからむしろしてはいけない。

一方夜間は水草が光合成をやめてしまって酸素を放出しなくなる。だからエアレーションを行ってないと水の中の酸素がどんどん減っていき、生体が酸欠を起こすことになる。
同じく酸素を必要としている濾過バクテリアなどの微生物にも影響を与えかねない。

故に絶対に夜間はエアレーションをしなければならい・・・というわけ。
夜間のエアレーションを忘れると、翌朝にヌマエビが酸欠で全滅することもあるという。

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私は昔、このアクアエントゥという雑誌を買っていた。ここにはよく関西のプロアクアリストの宮本久士って人が文章を書いていた。

彼は全く逆に「夜間のエアレーションはしてはいけない」と主張していた。
何故なら、溶存酸素量が多いと藻類が活性化するからだという。

先ほど書いたとおり、昼間は光合成により酸素が過飽和状態になる。これが継続されると藻類の活性が高くなる。
しかし夜間にエアレーションを行わなければ溶存酸素量が少なくなり、藻類の発生を抑制できるという。

またよく言われることに、昼間 CO2 添加中は pH が、例えば 6.5 ぐらいに下がり、一方夜間にエアレーションを行うと水に溶け込んでいた CO2 が逃げ出して pH が、例えば 7.3 などに上がる(大磯砂の場合平気でこのくらい上がる)。
こんなに pH の変動を与えてしまうことは魚にも環境にもよくない、という主張がある。要するに不自然だというわけだ。

というわけで、結局夜間にエアレーションをすべきなのか、してはいけないのか、よく分からなかったりしている。

それなのに、何故エアーポンプ一式を買ったのか・・・。

それは「夏場は溶存酸素量が減る」と言われているからだ。
要するに溶存酸素量って温度の上昇に伴って減少していくものらしい。

だから「少なくとも夏場は」エアレーションを行っておかないと夜間に生体が酸欠を起こす可能性が高くなるのだ。

もっとも私が心配しているのは魚やエビの酸欠ではない。私自身は夜間にエアレーションをしなかったことによるヌマエビの大量死など経験したことは一度もないからだ。

むしろ私は濾過バクテリアなどの微生物の活性化のためにエアレーションを行おうとしている。溶存酸素量の低下によってバクテリアが減少してしまっては困るからだ。

ところでついでに夏場は CO2 の要求量も増すという。
これは拡散筒の方も考えないとな・・・。

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by KamakuraAQUA | 2011-05-26 17:56 | アクア考


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