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2011年 05月 17日
「鬼の角」水槽の心配事 前半
「鬼の角」水槽の心配事 前半_e0218553_8341851.jpg

5月2日にスタートさせたこの「鬼の角(おにのつの)」水槽ですが、心配事がいくつかあります。

今回はそれについて長々書いてみようと思います。




まずは最初の6日間のデータから・・・。

      1日目 7.1   218
      2日目 6.2   262
      3日目 6.3   256
      4日目 6.0   254
      5日目 6.0   264
      6日目 6.0   266

最初が pH 、2つ目が導電率(単位はμS)だ。

「鬼の角」水槽の心配事 前半_e0218553_834489.jpg

まずは pH から。 1日目は植栽直後。だから pH はほとんど水道水のそれになっている。それが 6.0 まで下がった。
やっぱりソイルパワーはすごい!

ところがである。今回の底床は基本的にカスタムソイル。前回カスタムソイルを使ったときには 6.8 までしか下がらなかったのだ。今回ちょっと低すぎるなあ。

どうやら pHセンサーのズレも 0.2 ぐらいはありそうだ。じつは最近ちっとも校正してなかったりする。
とすると 6.2 か。ま、それでも今回は低い。これがロットの差ってやつだろうか。

次は導電率。
初日に 218 だった導電率がどう変化するか楽しみにしていた。それが現在のところだいたい 250~270 ぐらいに上がっている。

前回カスタムソイルを使ったときには逆に 6日目に 170 に落ちている。それが今回下がらないのはこんな理由からだろう。

      導電率を下げる要因 : 吸着系のカスタムソイル
      導電率を上げる要因 : 底床肥料のイニシャルスティック

吸着系のカスタムソイルは、水の中の硬度物質であるところのカルシウムなどを吸着して導電率を下げようとする。
一方底床肥料のイニシャルスティックからは水草の栄養素であるところのカリウムなどが溶け出して導電率を上げようとする。
その 2つがだいたい釣り合ってしまっている・・・と言おうか、ややイニシャルスティックの方が勝ってしまっているようだ。

ちなみに現在水道水の導電率は 180 ぐらいだ。だから例えば 6日目の 266 などという数値は水道水+86 になるわけだから結構高い。
しかし初期の換水の方はセット翌日と翌々日にそれぞれ 1/3 ほどしただけだ(あとは週に一度の定期換水のみ)。

またコケるんじゃないかとやや心配だが(私はつい最近までコケと大の親友だった)、上げている要因のほとんどがカリウム主体のイニシャルスティックならコケることはないはず、と過度の換水を我慢している。

換水は少な過ぎても多過ぎてもよくない。このあたりがとても難しいですね。
さて、全部書いたら少し長くなり過ぎてしまったから、また続きは次回ということで・・・。

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by KamakuraAQUA | 2011-05-17 08:37 | クリスタルキューブ


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